京都大学附属図書館所蔵 貴重書 [烏帽子折草紙] (一般貴重書・9237・04-40/エ/01貴)

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 附図 4-40||エ||1貴 <9237> 上下2冊 写本 製作年,製作者,書写者不詳 五つ目袋綴 藍色表紙 本文料紙:斐紙 見返:蝶秋草絵斐紙 34.1×25.2cm 押界 毎半丁10〜11行 内題なし,標題は書題簽による 本文:漢字交り平仮名文 挿図:片面26図,見開9図,彩色(奈良絵本)

 金商人吉次に連れられて奥州に下る牛若は、鏡の宿にて素性を隠して烏帽子折を尋ね烏帽子を誂える。代金に源氏伝来の刀を与えるが、義経の父義朝の乳母子鎌田正清の妹であった烏帽子折の妻は刀を見て牛若と知り、餞に刀を返す。牛若はただ一人で元服の儀を行い義経と名乗る。次に青墓の宿にて遊女の君の長の所望により草刈笛を吹く。義朝の妾であった君の長に義経は素性を明かし、義朝・義平・朝長ら父子三人の御影を祀る阿弥陀堂に案内される。まどろんでいると枕元に三人が現れて義経を励まし、さらに盗賊の夜討の計画があることを告げる。熊坂長範ら盗賊が夜討をかけるも、義経によって散々に討ち取られる。また挿話として、君の長により用明天皇の草刈笛の由来譚が語られる。本文は幸若系と大頭系の混合形態である。

(京都大学附属図書館創立百周年記念公開展示会図録より)



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