京都大学附属図書館所蔵 貴重書 [付喪神] (一般貴重書・171248・08-44/ツ/2貴別)

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 附図 8-44||ツ||2貴別 <171248> 2巻(上下)2軸 写本 義拙詞書, 製作年,書写者不詳 巻子 唐花唐草模様唐茶色布表紙 本文料紙:斐紙 26.8cm 無辺界 内題なし,標題は書題簽による 箱題:付喪神繪巻 本文:漢字交り平仮名文 彩色絵巻 印記:「大行満/願海蔵」(朱文,印主:願海),「奉納阿都山/寺流芳萬年/大行満願海」 奥書:「写本云/此付喪神上下二巻之繪巻/書写畢詞書者僧義拙書之/寛文六年月日 頼業」,「付喪神繪詞二巻為/・・・・・・」

 康保の頃、暮れの煤払いで捨てられた古道具たちが人間への復讐を図って、数珠一連の制止も聞かず、古文先生の教えに従って妖物と変じる。船岡山の後ろに群拠し、都へ出ては悪さをする。変化大明神を祀り、卯月五日に一条大路を行列した折、関白に行き会って尊勝陀羅尼の威力に退散する。さらに護法童子の追討を受けて改心、一連のもとで修行し成仏を果たす。
 室町時代の成立。古道具という非情物の成仏を描き、真言密教の優性を説く。本書は近世の模本であるが、器物の妖怪という設定は『百鬼夜行絵巻』にも通じる。(S)


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